「そのしるしに、私のたいせつなこの金のさかずきとちょうしを、 ここにうめておきます。私がもどってきたとき、これで、 またみなさんとお酒を飲みましょう」 弁慶は、そう言うと、さかずきとちょうしを、そこに咲いていた白いキキョウの 根元に埋めました。