円空は、自分の彫った仏像の中に、本当に仏様がいらっしゃることを知っていたのです。 ですから、仏様をうやまう人々の住むところへ、仏像がいつか必ず行くことを信じていたのです。 こうして、寿都の海神社には、円空の彫った仏像があるのです。 おしまい